左手のピアニスト、舘野泉のコンサートに行きました。
舞鶴で初めて聴いたのは、15年以上前になるかもしれません。
その時は両手で弾いていました。
その時、是非フィドルで演奏してくれないかと
本人にお願いし、いただいた名刺のフィンランドの家に
FAXしたのですがうまり届かず、
考えてみたら世界的ピアニストに対して無謀なお願いだと
ハタと気づき(笑)
そのままになった恥ずかしい過去もありました。
クラシック好きの私の父も、彼のシベリウスが大好きで、
CDを買ってくれたこともありました。
ということで、私にとって(勝手に)
身近に感じているピアニストでした。
ですから、彼が倒れ
左手のみの演奏で復活を遂げたというテレビを見て、
ずっと行きたいと思っていました。
感想は、もちろん素晴らしいの一言!
片手を失っても、館野泉のピアノの魅力には、
全くかげりなく、最初から最後まで引きつけらました。
目を閉じていたら、2本の腕があるとしか思えません。
乗り越えてきた苦難をも味方につけた
表現力に満ちた演奏でした。
宮津の現代音楽の作曲家で、
平野一郎という人がいるのも
初めて知りました。
舞台にあがられましたが、まだ若い雰囲気の方です。
その彼の曲を絶賛され、館野泉に捧げられた曲を
世界中で演奏されてるということでした。
〜〜〜プログラム〜〜〜〜〜
バッハ/ブラームス編曲:シャコンヌ ニ短調 BWV1004より
スクリャービン:左手のための2つの小品 前奏曲と夜想曲Op.9
モンサルヴァジュ:3つの肖像
休憩
平野一郎:微笑ノ樹 〜円空ニ倣ヘル十一面〜
(舘野泉に捧ぐ/館野泉左手の文庫助成作品)
アンコール NHK大河ドラマ「平清盛」より 遊びをせんとや・海鳴
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